一般的には逆さまつげと呼ばれる症状は、眼瞼内反症と睫毛乱生の2種類に分類することができます。

眼瞼内反症とは、まつげの生えている向きは一定ながら、まぶたが内へと入り込んでしまい、結果としてまつげが目に向かってしまう症状です。年齢を重ねることで、目の筋肉がゆるむために起こります。睫毛乱生はまつげの生え方が不規則になり、一部が目に向かって生える症状です。

逆さまつげは目に刺さり日常に影響を及ぼすため、保険診療で治療することができます。逆さまつげの治療は、二重整形と同様に切開法か埋没法で行うのが一般的です。切開法の場合はまぶたの皮膚を切り、内向きのまつげを正常な位置にします。埋没法はまぶたの皮膚を縫い重ねて二重を作ることで、まつげの位置を修正する施術です。

一般の二重整形であれば自費診療ですが、逆さまつげの場合は症状を改善するための治療なので保険診療扱いになります。3割負担で済むので費用はかなり抑えられますが、あくまで治療のための施術なので二重のラインが希望に沿わなくても保険診療での修正はできません。